インターンシップ参加の心得

現在のインターンシップは、採用活動に直結していることも少なくない。
そのような場において、どのような振る舞いが良いのか、文書作成の観点で考えてみた。

まず、必ず行うべきことは、自分が行ったことの正確な日誌をつけることである。事実関係を記載する、これがなければ何も進まない。次に、感じたことを記載しておく。事実と感情を分離し、記録することは、まず第一次資料として大切である。

次に、そこから感想を加える作業に入る。これは上記の感情として感じたものではなく、学生としての知識を生かして書くものである。これも2つの段階がある

一つは、説明の段階である。これは自分の知識で、今行われていることを説明してみる。説明と言うと大げさに感じるかもしれないが、学生生活で学んだ『専門用語』を使って記述する。これだけでも見通しが良くなる場合がある。例えば、「損益分岐点」などと言う言葉を使ってみる。

もう一つは、改善の提案である。これは、今行われていることに、何か改善できないか、疑問を持ち、意見を言うことである。ただし、大切なことは、学生の意見は、半分以上は実現できないということを、心得ておくことである。直接教科書の通りには、まずものごとは動かない。現在のものごとは、何とかそれで動いている。これを知ったうえで、参考意見としての提案を行う。これが一つの成果の示し方だと思う。

積極さと謙虚さのバランスが、高い能力を示すことを知っておいてほしい。